
Yogee New Waves digital single『Summer of Love』
- 1. Summer of Love
発売日:2018.10.10(wed) 形態:Digital 発売元:Colourful Records / BAYON PRODUCTION
“すべての夏の恋のために”そんなことをみんなに、そして僕の思い出に捧げるイメージで曲を演奏していた。
雲間に溶けていくギターのリバーブと、ビートする時の流れ。野外でできる、とっておきの曲だと思った。
「SPRING CAVE e.p.」に入ってるバージョンは、Sinking Time ver.です。沈み込み(Sink)考える(Thinking)、そんなことをイメージして造語をつくってはアレンジした。
今回のジャケットになっている絵は、メンバーと過ごした平成最後の夏を思いながら、慣れない手つきで描いた。個人的にすごく気に入っていて、原画も部屋に飾ってる。この絵を見れば、この夏のことを思い出すことができると踏んだわけだ。
“夏の歌”と思われる曲を、秋あたりにひっそりとリリースすること。
日本には四季があって、それに思いを寄せて音楽を作ることができること。
それをみんながこっそり聞くことができること。
それを嬉しく思います。
末長くこの曲を思い出とともに。
角舘健悟

never young beach 10inch Vinyl『うつらない / 歩いてみたら』
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10inch vinyl ※初回プレス限定
tracklist
SIDE A : うつらない
SIDE B : 歩いてみたら
発売日:2018年10月3日(wed) 価格:¥1,852(税抜価格) 品番:VIJL-60192
発売元:SPEEDSTAR RECORDS / BAYON PRODUCTION
販売元:Victor Entertainment

Yogee New Waves digital single『CAN YOU FEEL IT』
- 1. CAN YOU FEEL IT
発売日:2018.07.25(wed) 形態:Digital 発売元:Colourful Records / BAYON PRODUCTION

D.A.N. 2nd album『Sonatine』通常盤
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tracklist
01. Start
02. Chance
03. Sundance
04. Cyberphunk
05. Debris
06. Pendulum
07. Replica
08. Borderland
09. Orange
発売日:2018年7月18日(wed) 価格:¥2,300(税抜価格) 品番:SSWB-008
発売元:SSWB / BAYON PRODUCTION 販売元:PCI MUSIC
1stアルバム『D.A.N.』をリリース後、破竹の勢いでその名前を広めたD.A.N.。ついにここに2ndアルバム『Sonatine』(もともとは小規模のソナタを指す、イタリア語語源の音楽用語)が届いた。メランコリックなメロディ、インディR&B~クラウトロックにまたがるグルーヴ、そしてポストロック、テクノやダブの音響感覚が結びつきながらも、“ロック”としてのダイナミズムも残し、この国のインディ・シーンの奇跡的に特異点となった2016年の1st album『D.A.N.』。そして、ハウス、アフロビート~トロピカル・リズムへの探求と、彼らのポップスとしての意志とともに絶妙なバランス感覚でダンス・ロックを作り上げたミニ・アルバム『Tempest』。さらには、OGRE YOU ASSHOLEとの2マン・ツアーやフジロック・フェスをはじめとする様々なフェス、さらにはUKでのライヴ、そしてなによりもワンマンツアーと、回を重ねるたびにバンドとしての底力を確かな形で身につけ、そしてそのスケール感を拡大させていった数々のライヴ。
ここには、こうした月日をひとつの土台に新たな航路を目指して旅立つような、3人による新たな9つの作品が並んでいる。市川仁也(Ba)と川上輝(Dr)による新たなリズムへの探求、そして櫻木大悟(Gt,Vo,Syn)の表現力をさらに豊かにしたファルセット・ヴォーカルとリリックが新たなヴィジョンを描いていく。
トリップの入り口となるようなイントロ「Start」、きらめくシンセのトーン、そして畳み掛ける後半のコズミックなトランス感がキラーな先行シングル「Chance」で本アルバムは幕開けとなる。アーサー・ラッセルのロウなエクスペリメンタル・ディスコを想起させるグルーヴィーな「Sundance」は、陶酔するディープ・ハウスの所作をものにしてみせたことをクールに示す。ベース・ミュージック~IDMのグルーヴや音色を彼らなりに昇華してみせたインスト「Cyberphunk」、そして続くはミュージック・コンクレートなインターバル「Debris」とアルバムは進んで行く。こうした楽曲たちはバンドとして彼らが新たな表現を見につけたことを端的に物語るサウンドだ。そしてアルバム後半、「Pendulum」は、ミニマルなフレーズに絡め取られる、その歌詞は前作の「Curtain」を想起させるSF的なモチーフが巡るコズミック・ブルース。先行シングルとして「Chance」とともにリリースされたアンビエントR&B「Replica」。コズミックなステッパーでグルーヴィーに進むリズム隊、そしてドラマチックに展開していくヴォーカルとシンセがフィールドを駆け巡る「Borderland」。その高揚感は、本アルバム後半のクライマックスのひとつと言えるだろう。まさに彼らの真骨頂とも言えるメロウ&チルアウト、そして美しくもメランコリックな情景を描くリリック、R&Bトラック「Orange」で本アルバムは閉じる。
ある意味で3人のバンドとしての表現力をストレートに拡大させたサウンドを効かせている。またひとつスケール感、そして次なる次元へと踏み込んだD.A.N.の新作。その先の道も、そこに死角はなさそうだ。
text by 河村祐介
―――――――――――――――――――――――――
《Profile》
2014年、櫻木大悟(Gt,Vo,Syn)、市川仁也(Ba)、川上輝(Dr)の3人で活動開始。様々なアーティストの音楽に対する姿勢や洗練されたサウンドを吸収しようと邁進し、いつの時代でも聴ける、ジャパニーズ・ミニマル・メロウをクラブサウンドで追求したニュージェネレーション。2015年7月にデビューe.p『EP』を7月8日にリリース。2016年4月20日に待望の1sアルバム『D.A.N.』をリリースし、CDショップ大賞2017の入賞作品に選出。7月には2年連続でFUJI ROCK FESTIVAL’16に出演。またFUJI ROCK FES’17のオフィシャルアフタームービーのBGMで「Zidane」が起用される。2017年2月にJames Blakeの来日公演でO.Aとして出演。自主企画〈Timeless 2〉で、LAからMndsgnを招聘し2マンで共演を果たす。4月にはミニアルバム『TEMPEST』をリリース。11月に初の海外公演をLONDONで行い称賛を浴びる。滞在中にはFloating Pointsのスタジオで制作活動を行い、ジャイルス・ピーターソンのラジオ番組〈Worldwide FM〉に出演しスタジオライブを敢行。帰国後、全国7箇所でのワンマンツアー”4231”は各地ソールドアウト。2018年2月、UKのThe xx来日東京公演のO.Aとして出演。
http://d-a-n-music.com/

D.A.N. 2nd album『Sonatine』初回限定盤
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DISC 1 [CD]
01. Start
02. Chance
03. Sundance
04. Cyberphunk
05. Debris
06. Pendulum
07. Replica
08. Borderland
09. Orange -
DISC 2 [LIVE CD]
2018.12.22 TOUR 4231 Live at LIQUIDROOM
01. Zidane
02. SSWB
03. Ghana
04. Shadows
05. Time Machine
06. Curtain
07. Dive
08. Native Dancer
発売日:2018年7月18日(wed) 価格:¥3,300(税抜価格) 品番:SSWB-007
発売元:SSWB / BAYON PRODUCTION 販売元:PCI MUSIC
1stアルバム『D.A.N.』をリリース後、破竹の勢いでその名前を広めたD.A.N.。ついにここに2ndアルバム『Sonatine』(もともとは小規模のソナタを指す、イタリア語語源の音楽用語)が届いた。メランコリックなメロディ、インディR&B~クラウトロックにまたがるグルーヴ、そしてポストロック、テクノやダブの音響感覚が結びつきながらも、“ロック”としてのダイナミズムも残し、この国のインディ・シーンの奇跡的に特異点となった2016年の1st album『D.A.N.』。そして、ハウス、アフロビート~トロピカル・リズムへの探求と、彼らのポップスとしての意志とともに絶妙なバランス感覚でダンス・ロックを作り上げたミニ・アルバム『Tempest』。さらには、OGRE YOU ASSHOLEとの2マン・ツアーやフジロック・フェスをはじめとする様々なフェス、さらにはUKでのライヴ、そしてなによりもワンマンツアーと、回を重ねるたびにバンドとしての底力を確かな形で身につけ、そしてそのスケール感を拡大させていった数々のライヴ。
ここには、こうした月日をひとつの土台に新たな航路を目指して旅立つような、3人による新たな9つの作品が並んでいる。市川仁也(Ba)と川上輝(Dr)による新たなリズムへの探求、そして櫻木大悟(Gt,Vo,Syn)の表現力をさらに豊かにしたファルセット・ヴォーカルとリリックが新たなヴィジョンを描いていく。
トリップの入り口となるようなイントロ「Start」、きらめくシンセのトーン、そして畳み掛ける後半のコズミックなトランス感がキラーな先行シングル「Chance」で本アルバムは幕開けとなる。アーサー・ラッセルのロウなエクスペリメンタル・ディスコを想起させるグルーヴィーな「Sundance」は、陶酔するディープ・ハウスの所作をものにしてみせたことをクールに示す。ベース・ミュージック~IDMのグルーヴや音色を彼らなりに昇華してみせたインスト「Cyberphunk」、そして続くはミュージック・コンクレートなインターバル「Debris」とアルバムは進んで行く。こうした楽曲たちはバンドとして彼らが新たな表現を見につけたことを端的に物語るサウンドだ。そしてアルバム後半、「Pendulum」は、ミニマルなフレーズに絡め取られる、その歌詞は前作の「Curtain」を想起させるSF的なモチーフが巡るコズミック・ブルース。先行シングルとして「Chance」とともにリリースされたアンビエントR&B「Replica」。コズミックなステッパーでグルーヴィーに進むリズム隊、そしてドラマチックに展開していくヴォーカルとシンセがフィールドを駆け巡る「Borderland」。その高揚感は、本アルバム後半のクライマックスのひとつと言えるだろう。まさに彼らの真骨頂とも言えるメロウ&チルアウト、そして美しくもメランコリックな情景を描くリリック、R&Bトラック「Orange」で本アルバムは閉じる。
ある意味で3人のバンドとしての表現力をストレートに拡大させたサウンドを効かせている。またひとつスケール感、そして次なる次元へと踏み込んだD.A.N.の新作。その先の道も、そこに死角はなさそうだ。
text by 河村祐介
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《Profile》
2014年、櫻木大悟(Gt,Vo,Syn)、市川仁也(Ba)、川上輝(Dr)の3人で活動開始。様々なアーティストの音楽に対する姿勢や洗練されたサウンドを吸収しようと邁進し、いつの時代でも聴ける、ジャパニーズ・ミニマル・メロウをクラブサウンドで追求したニュージェネレーション。2015年7月にデビューe.p『EP』を7月8日にリリース。2016年4月20日に待望の1sアルバム『D.A.N.』をリリースし、CDショップ大賞2017の入賞作品に選出。7月には2年連続でFUJI ROCK FESTIVAL’16に出演。またFUJI ROCK FES’17のオフィシャルアフタームービーのBGMで「Zidane」が起用される。2017年2月にJames Blakeの来日公演でO.Aとして出演。自主企画〈Timeless 2〉で、LAからMndsgnを招聘し2マンで共演を果たす。4月にはミニアルバム『TEMPEST』をリリース。11月に初の海外公演をLONDONで行い称賛を浴びる。滞在中にはFloating Pointsのスタジオで制作活動を行い、ジャイルス・ピーターソンのラジオ番組〈Worldwide FM〉に出演しスタジオライブを敢行。帰国後、全国7箇所でのワンマンツアー”4231”は各地ソールドアウト。2018年2月、UKのThe xx来日東京公演のO.Aとして出演。
http://d-a-n-music.com/

ZOMBIE-CHANG 3rd album『PETIT PETIT PETIT』
- tracklist
01. レモネード
02. イジワルばかりしないで
03. ときどき、わからなくなるの
04. モナリザ
05. 愛のせいで
06. WE SHOULD KISS
07. なんかムカツク
08. オニオンスライス
発売日:2018.07.03(wed) 価格:¥2,000(税抜価格) 品番:ROMAN-016
発売元:Roman Label / BAYON PRODUCTION
販売元:PCI MUSIC
メイリンのソロプロジェクト<ZOMBIE-CHANG>が初の全楽曲バンドセットによる3rdアルバム『PETIT PETIT PETIT』をリリース。
今までの楽曲ではトラック、リリック、レコーディングまで全て彼女が手掛けてきたが、今作はアレンジにベース、ドラム、ギターといったサポートメンバーを携え新たなZOMBIE-CHANGサウンドを作り上げた。メイリン自身も初となる大人も子供も楽しめる曲をテーマに作成された「モナリザ」、新たなアレンジが加わりバンドサウンドへと変貌を遂げた「レモネード」「WE SHOULD KISS」や存在感のあるリズム隊と彼女独特のボーカルとシンセサイザーが混ざり合う「ときどき、わからなくなるの」、彼女のキャリア初となるギター、ベース、ドラムの3ピースによる「愛のせいで」を含めた全8曲を収録。ソロプロジェクトでは再現することが出来なかったであろう、彼女のインスピレーションをサポートメンバーと共に音を重ねることによりジャンルに捉われない独自の音楽性と、唯一無二な世界観を放つ今までにない新たなZOMBIE-CHANGの3rdアルバム『PETIT PETIT PETIT』が遂に完成。ジャケット写真・デザインワークはメイリン本人が全てを担当。レコーディングでは、エンジニアとしてペトロールズ、never young beachなどを手掛けるhmcの池田洋が担当。
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《Profile》
メイリンのソロプロジェクト、ZOMBIE-CHANG(ゾンビーチャング)
作詞作曲、トラック、リリック全てを彼女が手掛け、2016年に配信「恋のバカンス E.P.」でデビュー。
その後、1stアルバム『ZOMBIE-CHANGE』をリリース。2017年3月には2ndアルバム『GANG!』をリリースし、リリースパーティーを青山のPIZZA SLICEで開催。また、SUMMER SONIC 2017、WORLD HAPPINESS、コヤブソニックなどのフェス出演や、TAICOCLUB主催のサンリオ43周年パーティー、sacaiとUNDERCOVERによるPartyへのライブ出演など、活動範囲は多岐に渡る。2018年からは3ピースバンド体制で始動。音楽プロジェクト以外にも、執筆業、ラジオMCなどとしても活動。ジャンルに捉われないオリジナルティ溢れる音楽性と、 独自の世界観を放つライブ・パフォーマンスは中毒性が高く、今最も注目される女性アーティストのひとり。
http://www.zombie-chang.com
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レ、モ、ン、をわぎりにして。
ZOMBIE-CHANGが「レモネード」を歌い出したとき、思わず耳に差し込んだイヤフォンを正していた。ストレートな声が、耳から頭の中に鋭くジャブを入れてきた気持ちになったからだった。この声、ふわふわ成分ゼロだわ。いやさない。はげまさない。そっけない。だけど、気持ちよく踊ってる。「レモネード」を聴いて、すぐに思い出したのは、ESGの「Dance」や「Moody」だった。
1978年、ニューヨークのサウス・ブロンクスで結成された伝説のブラック・ガールズ・バンド。メンバーはスクロギンズ一家の実の姉妹。部屋で好きな曲をかけて踊っていた延長で、楽器を手にし、思いつきまかせにめちゃくちゃにクールな曲を後世に残した。ESGを讃える人たちは「ディスコとポストパンクを融合させた」とか、そのクロスオーバーな音楽性のすごさを指摘するけれど、ぼくからしたら彼女たちはジャンルとジャンルを調べてくっつけたんじゃなくて、部屋とクラブ、つまり自分の場所と行動を単純にくっつけたんだ。それがあまりにありのままで、あっけにとられるほどかっこよかった。
「レモネード」の話に戻ろう。ZOMBIE-CHANGの「レモネード」を繰り返して聴いていると、今から40年近く前にESGがやっていたことを、ひさびさに目の前に突きつけられた気がしてきた。見たまま、思ったままを立て板に水を流すように彼女は歌にする。「わたしっておもしろいことやってるでしょう」って自己満足に追いつかれるよりも早く、さっさと曲が生まれる。みんなが「おもしろい」とか「不思議」かと言い出す頃には、彼女はとっくに先に行って踊ってる。そして「キスしてハグして眠ります」。
その「レモネード」は、もともとは彼女自身の打ち込みトラックでもリリースされていた曲だった。
じつは新作『PETIT PETIT PETIT』は、バンド・サウンドでレコーディングされていて、「レモネード」はニュー・ヴァージョンなのだった。宅録が作り出していたドーパミン感覚もよかったけれど、never young beachから巽啓伍(ベース)、鈴木健人(ドラムス)が参加したことで、脳内にしかなかったものが実体化した妙な迫力を持っているのもいいところ。空をすごいスピードで乱舞していたUFOが地上に降りてきた。そんな気分。さらに言えば、このアルバムでの彼女の曲作りには、シンガー・ソングライター的な可能性も増している。「愛のせいで」みたいな曲は、バンドのエイト・ビートがもたらす、素直に背中を押されるような気分もすごく影響してるのかもしれない。UFOに乗ってる人だと思ってたのに、突然愛を告白された。困ったな。でも、すごくいい歌だ。「オニオンスライス」もそう。泣きたいときに泣けないときは玉ねぎをスライスしよう。彼女がとらえる心の機微が、こんなに鋭いなんてね。全8曲で28分。もうちょっと聴いていたいと思うくらいのタイミングで、アルバムはずるいくらいそっけなく終わる。不思議で身勝手でグルーヴィーで、それでいて、言葉も歌もハートにぐさぐさと刺さる。こんなZOMBIE-CHANGは予想してなかった。きっとこれは未来の思春期のために必要なアルバム。いつかあなたの娘さんが「こんな最高なの見つけたんだけど、これなに?」って聞いてくるかもしれない。ESGがそうだったみたいに。
松永良平 (リズム&ペンシル)

D.A.N. 12inch Vinyl『Chance / Replica』
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side A. Chance
side B. Replica
発売日:2018.04.20(fri) 価格:¥2,000(税抜価格) 品番:HR12S010(SSWB-006)
形態:180 Gram LP (45rpm) 発売元:SSWB / BAYON PRODUCTION
販売元:Lawson HMV Entertainment, Inc.(HMV record shop)
イントロから波のごとく繰り返すシンセのループ・フレーズに絡め取られる「Chance」は、市川仁也(Ba)、川上輝(Dr)のリズム隊による、まるでブレイクビーツのようなダウンテンポを足場に、櫻木大悟のファルセット・ヴォイスが、戻れない時間に置いて行かれた孤独を歌い上げ、楽曲は進むにつれ、その後半では一気にヴォルテージを上げ、トランスへと昇華していく。静寂のなかからはじまり、一気にステージの前の空間をそのサウンドで自らの世界観へと飲み込む、ここ最近はライヴでもキーになる曲と言えるだろう。そのサウンドはまさにここ数年のライヴの経験がそのまま示されている楽曲と言ってもいいだろう。
対して「Replica」は彼らのソングライティングの、さらなる熟達が垣間見える楽曲と言えるだろう。Rhyeなどを想起させるアンビエント・タッチのエレクトロニックな質感に、エスニックな味付けのなされたリズムが幻想的に、ゆっくりとかすかに揺れるグルーヴ。櫻木大悟の耽美なファルセット・ヴォーカル、そしてサウンドのスペースまでも美しく端正な世界を微細なる筆力で、そのコスモロジーを描き出す。ファースト・アルバムの「Time Machine」あたりで見せたサウンドの感覚を、さらに研ぎ澄ました、そんな感覚の楽曲とも言えるかもしれない。
海外フェスの出演など、すでに決定している今後の活躍にもさらなる飛躍が垣間見れるいま、さらなるサウンドの進化 / 深化を遂げている彼らにもはや死角はないのかもしれない。
text by 河村祐介

Yogee New Waves 3rd e.p.『SPRING CAVE e.p.』通常盤
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1. Intro
2. Bluemin’ Days
3. Boyish
4. PRISM HEART
5. Summer of Love (Sinking time ver.)
6. Ride on Wave [Sweet William Remix]
発売日:2018年3月14日(wed) 価格:¥1,500(税抜価格) 品番:VICL-64929
発売元:Colourful Records / BAYON PRODUCTION
販売元:PCI MUSIC
―――――――――――――――――――――――――
《プロフィール》
2013年に活動開始。2014年4月にデビューep『CLIMAX NIGHT e.p.』を全国流通でリリース。その後『FUJI ROCKFESTIVAL』《Rookie A GoGo》に出演。9 月には1st album『PARAISO』をリリースし、年間ベストディスクとして各メディアで多く取り上げられる。2015年2月に初のアナログ7inchとして新曲『Fantasic Show』を発表。12月には2nd e.p『SUNSET TOWN e.p.』をリリース。2017年1月にBa. 矢澤が脱退し、Gt.竹村、Ba.上野が正式メンバーとして加入し再び4人編成となり始動。5月17日に2nd アルバム『WAVES』をリリースし、CDショップ大賞2018前期のノミネート作品に選出。リリースツアーは全国8都市でワンマンを決行し各地ソールドアウト。夏には、FUJI ROCK FESTIVAL、 ROCK IN JAPAN、頂FES、CIRCLE、森道市場、SWEET LOVE SHOWER、WILD BUNCHなど、全国の大型野外フェスに多数出演。11月から全国公開の映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』の主題歌に「SAYONARAMATA」が起用される。2018年3月14日にはメジャーデビューとなる新作「SPRING CAVE e.p.」がリリース。3月からはアジア3ヶ国(台湾、香港、タイ)を含めた全11箇所のリリースツアーの開催が決定。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
<<Bluemin’ Days TOUR 2018>>
– TAIWAN –
3月21日(水) 台北 THE WALL
https://thewall.tw/
3月22日(木) 高雄 The Locals Inn 草舍
http://airheadrecords.tumblr.com/
– HONG KONG –
3月23日(金) 香港 Pearl Ballroom @ Eaton Workshop
http://www.whitenoiserecords.org/
– THAILAND –
3月25日(日) バンコク Voice Space
http://voicespace.net/
– JAPAN -(※ワンマンツアー)
3月30日(金) 札幌 ペニーレイン24
4月1日(日) 仙台 dawin
4月7日(土) 福岡 BEAT STAITON
4月8日(日) 岡山 YEBISU YA PRO
4月12日(木) 大阪 BIGCAT
4月14日(土) 名古屋 ダイアモンドホール
4月20日(金) 東京 新木場STUDIO COAST
4月30日(月・祝) 沖縄 output
http://yogeenewwaves.tokyo

Yogee New Waves 3rd e.p.『SPRING CAVE e.p.』初回盤
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DISC 1 [CD]
1. Intro
2. Bluemin’ Days
3. Boyish
4. PRISM HEART
5. Summer of Love (Sinking time ver.)
6. Ride on Wave [Sweet William Remix] -
DISC 2 [DVD]
▷Documentary 『YOG of Bros.』
▷World is Mine (Music Video)
▷SAYONARAMATA (Music Video)
▷HOW DO YOU FEEL? (Music Video)
発売日:2018年3月14日(wed) 価格:¥2,300(税抜価格) 品番:VIZL-1315
発売元:Colourful Records / BAYON PRODUCTION
販売元:PCI MUSIC
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《プロフィール》
2013年に活動開始。2014年4月にデビューep『CLIMAX NIGHT e.p.』を全国流通でリリース。その後『FUJI ROCKFESTIVAL』《Rookie A GoGo》に出演。9 月には1st album『PARAISO』をリリースし、年間ベストディスクとして各メディアで多く取り上げられる。2015年2月に初のアナログ7inchとして新曲『Fantasic Show』を発表。12月には2nd e.p『SUNSET TOWN e.p.』をリリース。2017年1月にBa. 矢澤が脱退し、Gt.竹村、Ba.上野が正式メンバーとして加入し再び4人編成となり始動。5月17日に2nd アルバム『WAVES』をリリースし、CDショップ大賞2018前期のノミネート作品に選出。リリースツアーは全国8都市でワンマンを決行し各地ソールドアウト。夏には、FUJI ROCK FESTIVAL、 ROCK IN JAPAN、頂FES、CIRCLE、森道市場、SWEET LOVE SHOWER、WILD BUNCHなど、全国の大型野外フェスに多数出演。11月から全国公開の映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』の主題歌に「SAYONARAMATA」が起用される。2018年3月14日にはメジャーデビューとなる新作「SPRING CAVE e.p.」がリリース。3月からはアジア3ヶ国(台湾、香港、タイ)を含めた全11箇所のリリースツアーの開催が決定。
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<<Bluemin’ Days TOUR 2018>>
– TAIWAN –
3月21日(水) 台北 THE WALL
https://thewall.tw/
3月22日(木) 高雄 The Locals Inn 草舍
http://airheadrecords.tumblr.com/
– HONG KONG –
3月23日(金) 香港 Pearl Ballroom @ Eaton Workshop
http://www.whitenoiserecords.org/
– THAILAND –
3月25日(日) バンコク Voice Space
http://voicespace.net/
– JAPAN -(※ワンマンツアー)
3月30日(金) 札幌 ペニーレイン24
4月1日(日) 仙台 dawin
4月7日(土) 福岡 BEAT STAITON
4月8日(日) 岡山 YEBISU YA PRO
4月12日(木) 大阪 BIGCAT
4月14日(土) 名古屋 ダイアモンドホール
4月20日(金) 東京 新木場STUDIO COAST
4月30日(月・祝) 沖縄 output
http://yogeenewwaves.tokyo

FLATPLAY 1st album『First Extended Play』
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tracklist
1. Facial Sounds
2. Daphnis
3. Natural Theft
4. Pathetique
5. Natural Theft (Daigo Sakuragi remix)
6. Facial Sounds (andrew from TREKKIE TRAX remix)
total time : 41min
発売日:2018.03.07(wed) 価格:¥1,500(税抜価格) 品番:NACH-001
発売元:Native Archives / BAYON PRODUCTION 販売元:PCI MUSIC
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《Profile》
2015年、パフォーミング・ノイズ・ユニット「乾燥胎児」を母体に東京都在住の篠崎奏平によるソロ・ユニットとして始動。その豊富なバンド経験を元手に様々なジャンルの音楽要素を取り入れ、ミニマル・サウンドへと昇華する形でトラック・メイキング、ライブ活動を行っている。現行のシーンでも無二の存在として注目を浴びているD.A.N.の自主制作音源集『DAN ZINE』及び『EP』にremixを提供したことから注目され始め、生で演奏すると言う事にはらみ込む一つの持続感を注ぎ込んだビート・トラックは業界を始めとして賞賛を集め始めている。2017年3月7日、D.A.N.や東京のレーベル兼クリエイター集団TREKKIE TRAXのandrewによるremixを含んだファーストE.P.である文字通り『First Extendet Play』をリリース予定。ならびに、同年3月30日、上記2名を交えたレコ発企画ライブを渋谷WWWにて開催予定。
FANLINK
https://fanlink.to/flatplay-firstextendedplay